文字の見た目でWEBサイトの印象は大きく変わります。読みやすさなどに気を配ったフォント選びは、訪問者への欠かせない配慮です。

ここではWEBサイトのデザインに欠かせない、フォントを選ぶポイントを解説します。

WEBサイトのフォント選びのポイント

WEBサイトのフォントは機能面とデザイン面に気を配るために、3つの要素を意識して決めることが大切です。

視認性

ディスプレイとの距離があっても読みやすい視認性もしくは判読性に優れていることを重視しましょう。パッと見て、直感的に読みやすそうだと感じられるフォントがWEBサイトには適しています。

サイズ(PCかスマホか)

フォントにはデバイスごとに表示されるスタイルが異なる場合がある「システムフォント」と、閲覧するデバイスに関係なくフォントが統一できる「WEBフォント」があります。

PCやスマホ、タブレットなど様々なデバイスでアクセスがある場合は汎用性が高いWEBフォントの活用も検討してみましょう。

デザイン性

フォントは大きく分けると明朝体とゴシック体に分けられますが、例えば「明朝体」といっても字游工房の「游明朝」やGoogle Fontsサービスの「さわらび明朝」など、制作するメーカーによってデザインがかなり異なります。フォント単体で見てかデザインに優れているかどうかだけでなく、WEBサイトの雰囲気やブランドイメージに合わせて選びましょう。

〈参照〉字游工房「游明朝」
〈参照〉Google Fontsサービス「さわらび明朝」

WEBサイトのフォント選びの注意点

閲覧環境によってはWEBサイトのフォントがうまく反映されないなどのトラブルが発生することがあります。特にここで紹介する2つは失敗しがちなことですので、よく確認しておきましょう。

全ての端末で表示されるか

主にシステムフォントを使った場合ですが、パソコンの画面ではイメージ通りのデザインなのに、スマホで見るとフォントの印象が変わってしまうことがあります。

システムフォントは、デバイスに搭載されているフォントに応じて表示する仕組みですので、デバイスに関係なくフォントの表示を統一したい場合はWEBフォントを活用しましょう。

日本語・外国語表示の違い

たいていのウェブサイトは日本語だけではなく英単語も使用することになります。その際に和文フォントと欧文フォントの相性を無視して組み合わせると、ちぐはぐなデザインになりやすいので要注意です。例えば日本語で明朝体を選んだ場合、英文ではセリフ体を選ぶなど、スタイルが似ているフォントを組み合わせましょう。

まとめ

フォント選びはWEBサイトをデザインする小さな一部分に感じられるかもしれません。
読みやすいフォントやデザインに馴染んだフォントを選ぶことで、訪問者はWEBサイトに信頼を抱きやすくなります。

良好なブランドイメージを築くために、WEBサイトを作る際はフォント選びもよく検討していくことが大切です。