パンフレットやリーフレットは、企業や組織が情報を広めるための重要な手段です。
魅力的なレイアウトとデザインのパンフレットやリーフレットを作成するにはいくつかのステップがあります。
ターゲットと目的を明確にする、掲載内容に優先順位をつける、適切な素材を収集する……というような手順について解説します。
目次
パンフレットの効果的な加工方法
パンフレットの作成には、目的とターゲットを明確にすることが最初のステップです。
誰に何を伝えたいのかを明確にし、配布場所を定め、具体的なイメージを仕上げていきます。
ここからは目的とターゲットに適切な情報を届けるための加工方法を紹介します。
余白をとって文字の強弱をつける
情報の提示に強弱をつけることは欠かせません。余白を適切に活用することで、パンフレットの全体的な印象や読みやすさを向上させることができます。
余白を活用することで情報が伝わりやすくなるだけでなく、重要な情報を強調する効果もあります。
伝えたいことが多いために過剰な情報量のパンフレットにしてしまうと、情報を受け取る人は混乱してしまうので適度に余白を入れていきましょう。
全体的なテイストを揃える
全体的なテイストを整えて、統一感を出すことで情報を届けやすくなります。
具体的には文字の大きさや書体、色調、イラストや写真のスタイルといったものをできるだけそろえます。デザインに一貫性があることで情報が伝わりやすくなるだけでなく、企業のブランドイメージも強く印象付けやすくなります。
特殊印刷
特殊印刷を用いることで、パンフレットにオリジナルの魅力を与えることができます。
箔押しやUV印刷などの技術を活用すると個性が出るため、印象に残りやすいパンフレット作りをしたい場合には欠かせません。
注意点として、特殊印刷は一般的な印刷よりもコストがかかります。予算や納期を考慮して採用するかどうか検討することをおすすめします。
ライバルと差をつける特殊印刷方法
特殊印刷はうまく導入することで、競合他社と差別化を図ることが可能です。
特殊印刷を施すことで、一般的な印刷方法とは質感に違いが出るため、見た目や感触によりインパクトを高められます。
ここからは特殊印刷の一部を紹介します。
紫外線に反応して光を放出する【蛍光色】
蛍光色は、紫外線に反応して光を放つ特性を持っています。
パンフレットに蛍光色を使用すると、通常の印刷物とは異なる鮮やかな見た目に仕上げることができます。
主要な情報を強調したい場面で効果的な手段です。
薄いアルミ箔を吸着させた紙【メタル系】
アルミ箔を使用するメタル系の特殊印刷は、パンフレットに光沢と深みを加えてくれます。
プレミアム感を高められるので、企業のブランドイメージを上品にしたい場面などで役に立つでしょう。
銀箔や金箔などの箔を印刷する【箔押し】
箔押しは豪華で高級感のあるデザインに適しています。
金箔や銀箔を使用するので、パンフレットに立体感と質感を出すことができます。
ブランドイメージを特別に強調したい場面などに有効です。
文字やロゴを浮き出させる【エンボス加工】
エンボス加工は、文字やロゴを浮き出すことで、視覚的な深みと立体感をもたらします。
パンフレットの平面感をなくすことで、手触りまで魅力的にすることができます。
薄いフィルムを印刷物の表面に貼り付ける【PP加工】
PP加工は、薄いフィルムを印刷物の表面に貼り付ける方法です。
パンフレットに光沢を出すだけでなく、耐久性も向上します。
屋外に置いて配布するなど、多くの人々に届けたいパンフレットなどに利用しやすい加工です。
デザインを切り抜き立体感をもたせる【型抜き】
型抜きは特定の形に切り抜かれたパンフレットです。
例えば環境問題に取り組む会社がエコロジーなイメージを表現するために、木の葉や樹木の形をしたパンフレットを活用するケースなどが考えられます。
独自の形状を持つパンフレットにすることで、印象深く情報を届けることができるようになります。
加工を含めた予算と納期(印刷のみよりは料金も時間もかかりますので余裕を持ってご発注ください)
特殊印刷を活用してパンフレットを作成する場合、通常の印刷よりも時間とコストがかかります。
また、予算とも通常の印刷よりも多くかかる場合が多くあります。
特殊印刷は一般的な印刷よりも複雑な技術を使い、素材も特殊なものを使用しているためです。
予算と納期に時間がかかりはするものの、品質の高いパンフレットを作ることができますので、高い効果を望む場合は特殊印刷の活用をおすすめします。
具体的な費用と納期は部数や内容により変化しますので、気軽にお問い合わせをしてみてください。
まとめ
パンフレットやリーフレットは企業の情報を適切に伝えるためには欠かせない媒体です。
ここで紹介したように、特殊印刷などの加工を施すことで、通常のパンフレットやリーフレットよりも印象に残る印刷物を作ることができます。
予算と納期も考慮しながら、最大限の効果を引き出すパンフレットやリーフレット作りの参考にしてみてくださいね。